知ってほしい歯性感染症と口腔がん
歯性感染症についてご存知ですか?
歯性感染症はむし歯菌や歯周病菌が増殖し周りの組織まで広がり重篤な症状を起こす疾患です。
代表的なものとしては上顎洞炎(ちく膿症)、蜂窩織炎、肺炎、敗血症、全身反応症候群などがあります。たかがむし歯と思って放置せずきちんと治療しましょう。
また、口腔がんは年間発生件数が体全体の癌の1~3%程度(約8000例)の比較的患者数は少ない病気です。
一般的な認知度も低く歯科医師の中にも口腔がんを見たことがない先生もいるほどです。口腔がんは早期発見早期治療により治る病気です。
気になる所があればきちんと診察や検査ができる当院または専門医療機関への受診をお勧めします。
- 糖尿病の悪化
- 動脈硬化
- 早産
低体重出産
当院の歯科口腔外科
大学病院の経験を生かした歯科医院
私たちが在籍していた福岡歯科大学病院では患者さんやそのご家族に安心して手術を受けてもらえるように執刀医と麻酔科医が診察・検査・説明をしっかりとしておりました。
口腔外科には生命に関わる病気の方もいらっしゃいます。技術や知識も大切ですが、それ以上に患者さんに寄り添う気持ちや一緒に乗り越えようと信頼関係を築くことの重要性を感じてきました。
こうした経験をてる歯科口腔外科オフィスで生かしていきたいと思います。
- 経歴
- 2006年 福岡歯科大学卒業、同大学病院口腔外科に在籍
- 2012年 チューリッヒ大学病院外科病理学客員研究員
- 2014年 福岡歯科大学病院口腔外科口腔腫瘍学分野助教、副病棟長
- 2016年9月 姪浜の上原歯科医院にて副院長として大変お世話になりました。
- 2018年 福岡歯科大学病院口腔外科同門会評議員をさせていただいております。
各種検査に対応できる歯科医院
口腔病理専門医による病理検査が可能当院では、口腔病理専門医がいないと行えない「病理検査」を福岡歯科大学医科歯科総合病院と連携して行っております。
歯科で扱う炎症から嚢胞、腫瘍など、生検や手術で摘出した検体を顕微鏡で検査して確定診断するのが病理検査です。
こうした精密な検査によって、科学的根拠に基づいた診断や精度の高い治療ができるように日々努めております。
歯科用CT検査一般的なレントゲンと原理は同じですが、患部を3D撮影してさまざまな角度から検査を行うことができます。 歯科用CTで撮影したレントゲン画像では、歯の位置や神経・血管の状態、顎・顔の骨量、密度など、今まで憶測でしか判断できなかったことも的確に診断することが可能です。
これにより効率的な治療計画を立てることができ、治療自体もスムーズで安全に行うことができるようになりました。検査は顔面の周りをぐるりと一周させて撮影するだけなので、約一分程度で終了します。
食事制限もないので、手軽に受けていただけます。
根管治療や親知らずの抜歯、インプラント、外科治療など、高精度な治療のためには必要不可欠な存在です。
位相差顕微鏡検査(唾液検査)位相差顕微鏡を使って唾液検査を行うと、お口の中の細菌が生きたままの状態で量や種類を特定でき、より的確な治療が可能になります。
なお当院では、位相差顕微鏡での検査には別途費用はかかりません。
より詳細な結果がわかる唾液検査器も完備しておりますので、ご希望の場合はお尋ねください。
充実した医療連携
専門機関との医療連携体制当院は難症例でも対応可能ですが、医科をはじめとする他分野の処置が優先される場合や、より高度で特殊な医療が必要な場合には、福岡歯科大学医科歯科総合病院をはじめ高次医療機関をご紹介いたします。
気になる症状があれば、まずは当院までお気軽にご相談ください。